2015/12/29 13:32



「商売は如何に現場に近づけるか、それが売れるかどうかの分かれ道」
かの有名な輸入部品屋、葵さんの名言です。w


さて、故障は使いたいその時に起こるもので、
使いたいとなったらすぐにでも、多少割高でも対応してくれれば、
農家さんにとってそれはとても嬉しい事では無いでしょうか?
そしてそこが機械屋さんの儲け所かもしれません。


冬の大型除雪機と言えば、トラクターに背負うタイプのスノーブロワですね。
この辺の地区ではタカキタのシェアがダントツでしょう。
除雪幅は小さいモノでは1500mm。大きいモノでは2400mm程度の大きさです。
で、たいてい旋回にもシュートの上下にも電動モーターを使用しています。
そしてこれがまた壊れますね。


メンテは現場主義の葵ですから、需要の大きい消耗部品はそろっていますyo。
今回もデフレクタモーターの修理依頼。
断線か?ギヤ破損か?そう思い通電すると、ちぢんだまま動かなくなりました。
モーターにはガタツキガあり、最初からお客さんも諦めています。
「純正品は高いので、社外品で安く直しますね!」と言うものだから
嫌な顔をするお客さんなんていませんね♪


さて、実は現場で社外品に換装するのは初めて。
道具さえあれば現場で全てが完了するモノと思っていましたが...
やはり事件は現場で起こるもの。一旦お持ち帰りです。


で、何が起こったかというと、
シリンダーの頭に装着するカラーが入らない。
微妙に元のシリンダーとサイズが合いません。微妙ですけど。
カラーもシリンダーも両方削ってみて、ようやく装着完了。
多少の誤差があっても機械屋さんの設備なら特に問題無いレベルです。


さあ、いかがでしょう?もう少しコーキングを綺麗に仕上げたなら
完全に純正品のクオリティーです。
この部品、是非頭の隅っこに記憶しておいてください!